Suzuki Laboratory

ENGLISH

  Past Activities 2022


理学療法学科 福本悠樹助教の論文が「Experimental Brain Research」に掲載されました。

高齢者の健康状態を考えるうえで日常生活動作は重要になります。日常生活動作の中でも、衣類の着脱や箸の使用、硬貨の把持や、読書でもページをめくる際など、手指のつまみ動作を正確に行う場面は多く訪れます。それ故に、手指巧緻性に関わる自覚症状の訴えは多く存しますが、自覚症状の訴えがあるものの、臨床検査上は客観的所見に乏しく、原因となる病気が見つからない状態、いわゆる“不定愁訴”であることも臨床上多くあります。
では、手指巧緻性の低下や、手指の巧緻性低下に関わる自覚的な訴えは、一体どこからきているのか?その神経生理学的背景について、本学理学療法学科 福本悠樹助教と本学大学院 研究科長の鈴木俊明教授は、花王株式会社との共同研究として、運動神経と感覚神経の伝導速度変化の観点から検討を行いました。
その結果、運動神経伝導速度の低下が、手指巧緻性の低下に関わっていました。さらに、感覚神経伝導速度の低下は、実際の手指巧緻性の低下とは関係しませんが、手指巧緻性低下に関わるような自覚的な訴えを生み出していると分かりました。
これら研究成果は、Experimental Brain Research誌に掲載されました。ぜひご一読ください。

論文情報:Yuki Fukumoto, Takuya Wakisaka, Koichi Misawa, Masanobu Hibi, Toshiaki Suzuki; Decreased nerve conduction velocity may be a predictor of fingertip dexterity and subjective complaints. Exp Brain Res. 2023.

https://doi.org/10.1007/s00221-023-06556-2




特集「感覚障害に対する理学療法アプローチ」(雑誌 理学療法)に大学院 研究科長 鈴木俊明教授の論文が掲載されました。

雑誌「理学療法」の特集「感覚障害に対する理学療法アプローチ」に本学大学院研究科長 鈴木俊明教授の論文が掲載されております。理学療法アプローチは筋力や関節可動域の問題に対するアプローチが主流のように思われますが、その中でも感覚障害に対するアプローチの重要性を鈴木先生の研究データをもとに執筆されております。また、今回、神戸リハビリテーション福祉専門学校 副校長 嘉戸直樹先生(関西医療大学研究員)や、本学大学院修了生で現在、三重大学医学部附属病院 山本吉則先生も執筆されております。是非、ご一読ください。

鈴木俊明:感覚障害に対する理学療法アプローチの考え方 理学療法 39(10): 868-874, 2022

PDFファイル


本学大学院研究科長 鈴木俊明教授の論文が国際誌に掲載されました

本学大学院研究科長 鈴木俊明教授の論文(脳血管障害片麻痺患者の運動療法効果に関する症例報告)を Case Reports in Neurology に掲載されました。

The Importance of F-Wave Patterns in a Patient with Cerebrovascular Disease Characterized by a Markedly Increased Tone of the Thenar Muscles

Suzuki T. ・ Fukumoto Y. ・ Todo M. ・ Tani M. ・ Yoshida S.
Case Rep Neurol 2022;14:427?431

論文の要約を紹介させていただきます。このF波の前に存在する不明瞭な波形が非常に大事であると考えています。ぜひお読みください。

https://www.karger.com/Article/FullText/526943

要 約
麻痺側母指球筋の高度な筋緊張亢進を認めており随意運動は全く不可能である脳血管障害患者の誘発筋電図を測定した。週2回20分、8ヶ月間、麻痺側母指球上の筋群のストレッチングを含む運動療法を行った。その後のF波波形の変化を調べた。F波の潜時、持続時間、F波伝導速度は2回の試行で有意な変化を示さなかった。8ヶ月間の運動療法により,筋緊張はやや改善し,麻痺側母指の随意運動は軽度可能となった。
運動療法により麻痺側 母指の運動機能は改善したが、F波のデータには改善が見られなかったことから、この患者の筋緊張亢進の主因は痙性よりも二次的な筋短縮による可能性が高いと判断した。また,M波出現後約20ms(M波とF波の間)にF波と思われる不明瞭な波が1回目では見られたが,2回目では見られなかった.運動療法では筋緊張の改善がみられ、不明瞭な波が出現しなかったために、この不明瞭な波形の存在も筋緊張亢進に関係したことが考えられた。




【準研究員の論文が国際誌に掲載されました】
関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 2015年卒業(5期生)、そして本学大学院を2021年に修了、現在は大学準研究員である白井孝尚さん(医療法人寿山会 喜馬病院リハビリテーション部 理学療法士 主任)の論文がThe Journal of Physical Therapy Science に掲載されました。白井孝尚さんは学部生、大学院生そして現在も本学大学院 研究科長 鈴木俊明教授の指導もとで研究活動を頑張られております。今回掲載された論文は肩関節の運動に関連する研究であり、この論文の完成には井尻朋人 客員准教授(喜馬病院リハビリテーション部 部長)も指導者として関与されています。
論文の概要は下記より確認できます。是非、一度ご一読ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpts/
34/11/34_2022-069/_pdf/-char/ja





第27回日本基礎理学療法学会学術大会を終えて

10月1、2日の第27回日本基礎理学療法学会学術大会では多くの方々にお世話になりました。今回の学会開催では参加していただいた方々、運営にご協力をいただいた関係者の皆さん、協賛企業及び協賛金をいただきました団体の皆さんに本当に感謝しております。

今回の学会長で学会長という大役は最後になると思います。協力していただいた大会準備委員の皆さん、運営部員の皆さんには今回の大会でのご協力に感謝するとともに恩返しがしたいと思っております。また、協賛でお世話になった企業のほとんどが、私が大会長と知っていただきご協力いただいた企業様です。感謝しかありません。いろんな恩返しをさせてください。

自分のこれからの生き方に示唆をいただけた学術大会であると思います。ご協力いただいた皆さんに本当に感謝しております。ありがとうございます。






【理学療法学科 文野講師の運動イメージ特集記事が理学療法ジャーナルに掲載されました!】

文野講師が執筆した「運動イメージと脊髄機能」に関する特集記事が、理学療法ジャーナル9月号に掲載されました。

近年、運動イメージを応用した理学療法の有効性が明らかとされつつあり、脳卒中治療ガイドライン2021では、脳卒中後の上肢機能障害に対して「運動イメージ練習が妥当である」と推奨度Bで記載されている一方、課題も多く残されているのが現状です。

文野講師は、鈴木教授の指導の下、運動イメージと脊髄機能をテーマとして様々な研究に取り組んできました。特集記事では、運動イメージと脊髄神経機能の関連性を考えることの重要性、さらに多くの先行研究で得た知見から、運動イメージの臨床応用について詳細かつ具体的に述べられています。

これまでの研究成果が、著名な雑誌に特集という形で掲載されることで、運動イメージをより多くの方に知っていただくことが出来ます。また、運動イメージ研究をより活性化し、運動イメージのエビデンスを確立していくことに繋がります。文野講師には、更なる運動イメージ研究の発展が期待されます。皆さん、是非、ご一読ください!





理学療法学科 福本悠樹助教の論文が
「ScientificReports(IF=4.996)」に掲載されました。


運動イメージが運動技能を向上させるためには、どのように運動をイメージさせるか(運動イメージ戦略)が、重要であるとされてきました。特に動作の感覚や経験を想像する“筋感覚的イメージ”が有用とされてきましたが、このイメージ戦略はトレーニング後に達成できる筋肉の動きの感覚に依存しているので、実施難易度が高いという問題を抱えていました。今回の報告では、筋感覚的イメージの実施に加えて、運動に関連する情報も付与することで、実施難易度が下がり、運動技能向上につながりやすいことが分かりました。
この運動イメージ戦略に着目した論文「Differences in motor imagery strategy change behavioral outcome」は、Nature系列の国際誌Scientific Reports(IF=4.996 (2021))に採択されました。福本助教は本学理学療法学科の教員であり、本学大学院の研究科長 鈴木教授の研究室にて研究を続けていました。共著者として、理学療法学科の東藤助教、文野講師、米田教授、そしてはり灸・スポーツトレーナー学科の谷教授が関わりました。

論文情報:Yuki Fukumoto, Marina Todo, Yoshibumi Bunno, Hirohisa Yoneda, Makiko Tani, Toshiaki Suzuki; Differences in motor imagery strategy change behavioral outcome. Sci Rep. 12(1): 18164, 2022.

https://doi.org/10.1038/s41598-022-18164-1




鈴木教授が著書「こだわり抜くバランス練習(文光堂)」の著者として関わりました。

新刊著書「こだわり抜くバランス練習(文光堂)」の著者に大学院研究科長 鈴木俊明教授が関わりました。鈴木教授は、研究成果から「体幹とバランス」という内容で参加されました。この著書は、バランスに関する基礎から臨床に関する内容が全体的に網羅されています。
是非、一度、ご一読ください。







先日 大学の先生方より還暦のお祝いをいただきました。有り難く思います。もう少しだけ大学のために頑張ります。


ゼミ生からも還暦のお祝いをいただきました。愛情が沢山込められた贈り物です。有難いです。


多くの方より暖かいプレゼントをいただきました。宝物です。ありがとうございました。









関西医療大学準研究員の黒部正孝さんが第27回日本基礎理学療法学会学術大会「若手研究者(U39)による先端的基礎理学療法研究紹介」のシンポジストに選出されました。
http://27kiso-jspt.com/program.html#U39
このシンポジウムは、レベルの高い学術雑誌に論文が掲載された若手研究者が、先端的基礎理学療法研究を紹介するイベントです。今回、黒部正孝さんが発表した2つの論文*が評価され、関西医療大学から初めて選出されました。黒部正孝さんは関西医療大学大学院修了後も、準研究員として研究科長 鈴木俊明教授の指導のもと研究活動を続けています。現在は外側広筋からF波を記録する方法について研究しており、この方法を応用することで、膝に痛みを抱える患者の外側広筋の筋緊張が亢進するメカニズムや、その治療法の開発へと繋がることが期待されます。

*Kurobe M, Matsubara H, Suzuki T. Excitability of anterior horn cells after periodic or discrete repetitive movements. Muscle Nerve. 2021;64(5):606-610.
Kurobe M, Matsubara H, Suzuki T. Optimal stimulation site of the femoral nerve to record F waves from the vastus lateralis muscle. Muscle Nerve. 2022;65(2):242-246.


2022年4月9日(土) 本学大学院のオリエンテーションがありました。

今年度は 修士2名の入学です。マスクあり、マスクなしの両方で写真を撮りました。

また、修士2年生の4名とも一緒に写真を撮りました。 今年度は修士6名で頑張っていきます。










第1回 谷研究室・鈴木研究室 Online 合同カンファレンスが開催されました!



新年度となり、早速ではありますが4/2(土)に、国際医療福祉大学大学院の谷 浩明教授の研究室と、本学大学院 研究科長である鈴木俊明教授の研究室で、合同カンファレンスが開催されました。鈴木研究室からは、M2の久納健太さんより「振動刺激が対側の脊髄前角細胞の興奮性を低下させる」としたテーマを、そして本学大学院修了生である高橋優基先生からは「リズミカルな運動の誘導に用いる一定間隔を意識して打った手拍子のリズムの正確性と一貫性について」としたテーマで話題提供を頂きました。第1回目となる合同カンファレンスですが、非常に活発なディスカッションが繰り広げられ、盛況のまま会は終了となりました。研究者同士のネットワークが形成されたように思います。話題提供いただいた皆様、有難うございました!